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岸田首相がキーウ訪問検討、ゼレンスキー氏と会談へ…戦況見極め最終判断
岸田首相はウクライナの首都キーウを訪問し、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領と首脳会談を行う方向で本格的な検討に入った。2月中の訪問を目指しており、戦況を見極めた上で最終判断する。
先進7か国(G7)議長国として、ウクライナの支援継続を主導していく意向を表明するとともに、ロシアによる侵略を非難する共同文書を発表したい考えだ。
複数の日本政府関係者が明らかにした。隣国ポーランドを経由する形で、陸路でウクライナに入る行程が有力となっている。キーウ訪問のほか、ロシアの攻撃を受けた他の地域を視察する案も浮上している。
今月23日に通常国会が開会するため、審議への影響が出ないよう週末を活用する方向で日程を調整している。
ゼレンスキー氏との会談では、ウクライナへの民生支援を進める意向を伝えるほか、ロシアが核による威嚇を続ける中、首相がライフワークに掲げる「核兵器のない世界」に向けた取り組みの重要性を確認したい意向だ。
首相は今月6日、ゼレンスキー氏と電話会談した際、ウクライナ訪問を要請された。G7では、ロシアのウクライナ侵略が始まった昨年2月24日以降、英国、カナダ、ドイツ、フランス、イタリアの首脳がキーウを訪問している。
米国は国務長官や国防長官らが訪れたほか、バイデン大統領が昨年12月、ワシントンでゼレンスキー氏と会談した。G7のうち、首脳がゼレンスキー氏との対面での会談を行っていないのは日本だけとなっている。
5月に広島市で開かれるG7首脳会議(サミット)では、ウクライナ問題が主要テーマとなる。このため、首相自らウクライナを訪問し、支援の結束の重要性を世界に発信することで、サミット成功につなげる狙いもある。
ただ、ウクライナ情勢を巡っては、今年に入ってからも、東部ドネツク州で激しい戦闘が続いており、キーウを含む各地でも断続的に無人機やミサイルなどによる攻撃を受け、多数の死傷者が出ている。
このため、日本政府は、首相のウクライナ入りに際し、安全が確保できるのか、ぎりぎりまで戦況を見極めていく方針だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/00b2570d46d46dc3dccc0456f9ac0bded2d4ce5e