2020年5月に閉館し再起を目指している山形県鶴岡市の映画館「鶴岡まちなかキネマ」(まちキネ)が、23日まで目標額800万円でクラウドファンディング(CF)を募っている。3月25日にミニシアターとして再出発する費用として当初600万円を募ったところ目標を達成。CFに取り組む地元商店街関係者は「映画館がある街を望む人たちの愛を感じた」と手応えを語り、更なる設備の充実に向けて協力の呼びかけを継続することにした。 まちキネは10年5月、鶴岡市唯一の映画館として4スクリーンを設けて開館。昭和初期の木造の絹織物工場を改装した建築で注目された。同市などを舞台に撮影された08年公開の映画「おくりびと」が第81回米アカデミー賞外国語映画賞を受賞したことも追い風に、来場者でにぎわった。しかし近年は集客が伸び悩み、新型コロナウイルス禍が追い打ちをかけた。
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