-ジャーナリストの赤木智弘さんの「希望は、戦争」と語るフリーターを取材した記事が話題になってます

宮台「ごめん。読んでないし、その赤木さんのことも存じ上げない」

-いきなり(笑) え~とですね。そのフリーターが言うにはですね。『二等兵として召集された丸山眞男は、小学校しか出てないような上官に殴られた。戦争になれば自分なようなものでも、インテリをひっぱたく側になれるかもしれない。だから戦争は希望なんだ』と

宮台「はいはい。今ので読まなくても全部分かったような気がする」

-ほんとに分かってます?(笑) 大丈夫かなこれ

宮台「一番のポイントはさ、フリーターが丸山眞男知ってることだよね」

-お前がインテリじゃないかっていう(笑)

宮台「皮肉じゃなくて本当にそうだと思う。フリーターの彼は、自分が間違ってることも予め承知してるんだよね。言わずにいられないから言ってるだけでさ」

-このフリーターの発言に腹を立てたり、過ちを認めさせようとする方がどうかしてると

宮台「そう」

-この方はどうしたらいいんでしょう

宮台「どうしようもないよ。普通以上の知性の持ち主が『自分は、戦争が希望になるくらいに希望がない』と自己を客観してるんだから。それが真実だよ」

-身も蓋もない…… なんだか救いのない話になっちゃいましたね