アンマン、ヨルダン、1月24日 (AP) ― デンマークとスウェーデン両国の国籍を持つ極右活動家が1月21日、スウェーデンの首都ストックホルムのトルコ大使館前で、イスラム教の聖典コーランを燃やしたことに端を発し、トルコをはじめギリシャ、イラク、イエメン、ヨルダンなどで激しい反スウェーデン抗議デモが繰り広げられている。
 ヨルダンの首都アンマンのスウェーデン大使館周辺には23日夜、約200人が集まり、口々に反スウェーデンのスローガンを唱え、スウェーデン国旗や極右活動家ラスムス・パルダン氏の写真を燃やした。
 デモ参加者らは、スウェーデン政府に対し、世界中のすべてのイスラム教徒に謝罪し、パルダン氏に対して行動を起こすよう要求。
 デモの主催者は、これらの要求が満たされない場合、すべてのスウェーデン製品をボイコットするよう人々に呼びかける用意があると主張している。
 ヨルダン外務省や議会もコーラン焼却を非難。非難の矛先は、それを許可したスウェーデン政府に向けられている。

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