ラピダスの役目は「半導体人材の受け皿」、量産にIntel協力もあり得る
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02258/012000009/
課題という意味では、日本には半導体人材が足りません。

 人材不足は、一番の問題です。2022年には、日本の国策として、ファウンドリー企業ラピダスがスタートしました。その目的の1つが、「半導体人材の受け皿」としての役割です。同社が目指す最先端の2nm世代プロセスの量産ノウハウを持っていたり、そのために欠かせないEUV(極端紫外線)露光装置を使ったことがあったりするエンジニアを日本に集めないといけません。

 まずはラピダスへ、海外からの人材を引っ張ってくる必要があります。これらの人材と日本のエンジニアが一緒に仕事をすることで、ノウハウが蓄積していきます。つまり、ラピダスは即戦力をつくる器です。

 ラピダスがすぐに利益が出せる企業になるのは難しいでしょう。支援をする政府側もその意図はありません。量産まで5兆円をかけ、それを回収して利益を生み出すハードルは高いと言わざるを得ません...