【車内の乗客に簡易トイレも】
24日夜、JR京都線の運行見合わせで5時間にわたって車内から出られなかったという40代の男性は、停車した列車内で、乗客からトイレに行きたいという声が相次ぎ、車掌が簡易トイレを持ってきたと話していました。
男性によりますと、24日午後6時すぎ、仕事を終えて家に帰るためJR京都線で吹田駅から京都駅に向かっていましたが、京都駅に着く直前で列車が止まってしまい、午後11時すぎまで5時間にわたって車内から出られませんでした。
この間、車内の温度が下がって体調が悪くなる人や、トイレに行きたいという人が相次ぎ、「早く駅まで動かしてくれ」とか「歩いて移動したいのでドアを開けてほしい」などと非常ボタンで訴えていました。
その後、車掌が、袋型の簡易トイレを持ってきたということで、「女性の乗客が1つの車両に集まって用を足したようだ」と話していました。
男性は、「自分も我慢するのが限界で、空のペットボトルで用を足そうかとギリギリまで考えました。車掌を通じて要望しても、駅の係員は応えてくれず、絶望的な空気が車内を覆っていました」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20230125/2010016490.html