化学生態学の研究室で生まれた「虫糞茶」

ガの糞から桜の香り?! 虫糞茶の誕生秘話
――「虫糞茶」というのは読んで字の如く、昆虫の糞でつくったお茶ですよね。何の昆虫の糞なのでしょうか?

「すべてガとチョウの幼虫の糞です。これまでに試したのはイラガやヤママユ、スズメガ、オオムラサキなど、関西にも多くいるガがほとんど。たとえばイラガの幼虫は7~8月にかけて桜の木に大量発生するので、鴨川で集めてきました」

――その糞に何か加工はされているんですか?

「ガによっては糞の中に水分を多く含むものもあるので、定温乾燥機を使い、50℃で4~5時間乾燥させています。焙煎することでさらに味に変化があるかもしれないので、これから試してみる予定です」

全文は
https://www.thats.pr.kyoto-u.ac.jp/2022/12/21/13323/