ゲーセン前に迷いアザラシ。レスキュー隊がストレッチャーで救助 | ハフポスト WORLD
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イギリス東部ノーフォークにある村ヘムズビーで、ゲームセンターの前で迷っていたハイイロアザラシが救出された。
海から数百メートル離れた道にアザラシがいる、という連絡が野生生物保護団体「マリーン・アンド・ワイルドライフ・レスキュー」に入ったのは1月20日。
同団体のダン・ゴールドスミスさんが現地を捜索したところ、子どものハイイロアザラシがゲームセンターの外にいるのを発見したという。
「アザラシは方向がわからず道に迷っている様子でしたが、健康状態は良く怪我もなかった」とゴールドスミスさんはハフポスト日本版の取材に説明した。
ゴールドスミスさんは仲間のスタッフやボランティアと協力して、アザラシをストレッチャーに乗せてビーチに運んだ。
アザラシは抵抗することなく、比較的簡単に運ぶことができたという。

ワイルドライフトラストによると、ハイイロアザラシの数は20世紀初めに500頭ほどまで落ち込んだものの、その後は増加しており、現在イギリスには12万頭以上がいると考えられている。
その分、繁殖期に内陸に迷い込んだアザラシを見かけることが増えているという。
ゴールドスミスさんは増加を歓迎しつつ「アザラシは危険で攻撃的な一面もあるため、見かけた場合は触ったり動かしたりせず、動物保護サービスなどに連絡してほしい」と呼びかけている。