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学校法人「森友学園」をめぐる補助金詐欺事件で、最高裁が理事長の籠池泰典被告と妻の諄子被告の異議申し立てを退ける決定をしました。2人はこれで収監されることになります。

森友学園理事長の籠池泰典被告(69)と妻の諄子被告(66)は、大阪府豊中市での小学校建設に関係した国の補助金など、あわせておよそ1億7000万円をだまし取った罪などに問われていました。

二審の大阪高裁は去年4月、泰典被告に懲役5年、諄子被告には懲役2年6か月の実刑を言い渡し、夫妻は上告して争っていましたが、1月、最高裁はこれを退ける決定をしました。

籠池夫妻はこの決定を不服として異議を申し立てていましたが、最高裁はこれも1月30日付で退け、二審判決が確定することになります。

籠池夫妻は現在、保釈などにより身柄を拘束されてはいませんが、これで実刑が確定し、収監されることになります。