東京都の転入超過、3年ぶり拡大　22年3.8万人

総務省は30日、住民基本台帳に基づく2022年の外国人を含む人口移動報告を発表した。転入者が転出者を上回る「転入超過」は東京都は3万8023人と21年よりも3万2590人増え、3年ぶりに拡大した。

東京圏（東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県）は9万9519人と、21年と比べて1万7820人増えた。日本人に限れば27年連続の転入超過だった。

22年に都道府県をまたいで引っ越し、転入届を出した人の移動を集計した。13年までは日本人の移動のみを集計していたが、14年以降は外国人の移動も含む。

21年は新型コロナウイルス禍によるテレワークなどの影響で、東京圏への転入超過は前年から1万7000人ほど減った。22年はコロナ禍の一服で東京圏からの転出と転入の差は再び開き、人口集中の傾向が変わらないことがみてとれる。

名古屋圏（愛知県、岐阜県、三重県）と大阪圏（大阪府、兵庫県、京都府、奈良県）はそれぞれ1万6218人、2347人の転出超過となった。
都道府県別でみると、転入超過は宮城、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野、滋賀、大阪、福岡の11都府県。残る36道府県は転出超過だった。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA271S60X20C23A1000000/#:~:text=%E9%83%BD%E9%81%93%E5%BA%9C%E7%9C%8C%E5%88%A5%E3%81%A7%E3%81%BF%E3%82%8B,%E5%A4%A7%E9%98%AA%E3%80%81%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E3%81%AE11%E9%83%BD%E5%BA%9C%E7%9C%8C%E3%80%82