【過去に被害にあった女性は・・・】 受験の日に痴漢の被害にあったことがあるという女性が当時のことを語ってくれました。 女性は7年前、高校受験の当日に、ほとんど身動きが取れない満員電車で英単語帳を見ていた時に痴漢の被害にあいました。
最初はかばんを持っている手の甲がお尻のあたりにあたるという感じで、なんか気持ちが悪いなと思ったそうです。ただ、途中から明らかに故意で、手のひらで触ってきたということで、痴漢だとわかったそうです。 女性は声を上げたり抵抗したりすれば試験に遅刻してしまうと思い、加害者が降りるまで10分間、何もできず、ひたすら耐えました。
その後、試験に臨みましたが、試験中も被害を受けたことが頭から離れず、結果は不合格となってしまいました。 女性は「こんな1人の犯罪行為で私がこんな傷つかなければいけないのか、分からなかったし、もしあんなことがなかったらって考えてしまいます。痴漢被害の記憶にも何かその悔しさというか、むなしさみたいなのが今でも残っています」と話してくれました。
試験会場に向かう途中の受験生は遅刻ができないので「通報しないだろう」という心理に付け込んだ極めて悪質な犯行です。
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