https://jp.wsj.com/articles/why-ukraine-hasnt-been-a-boon-to-u-s-defense-companies-11675219638

”兵器メーカーにとって大きな課題の一つは、国防総省がウクライナに供与する予定だと言っている額と、防衛企業から兵器を新たに購入するために国防総省が実際に支出する額の間にずれがあることだ。
国防総省はウクライナに300億ドル近くの軍用品を供与することと、自国の在庫の補充を約束しているが、同省によれば、これまでに防衛企業が受注した額は100億ドルに満たない。”



”国防総省は昨年8月に、ウクライナで広く使われているスティンガーを新規発注したが、これはレイセオンが米国で18年ぶりにこの兵器を受注した契約だった。
同社のグレッグ・ヘイズ最高経営責任者(CEO)によると、ウクライナは12月までに13年分の生産量を使い果たした。ジャベリンは、これまでに生産量5年分がこの戦争で使われた。
レイセオンはロシアのウクライナ侵攻以前、海外の顧客向けにスティンガーの生産を続けていた。しかし、サプライヤーの一部が廃業し、生産拡大のために部品の設計を変更せざるを得なくなった。”

”ジョー・バイデン大統領をアラバマ州トロイにあるロッキード・マーチンのジャベリン組立工場に招いた。同社はジャベリンの生産量を倍増させることを約束したが、2024年までは十分なロケットモーターが確保できないことなどもあり、倍増までには2年かかるとの見通しを示した。”