日銀総裁、保有国債の含み損8.8兆円 3カ月で10倍に

日銀の黒田東彦総裁は3日の衆院予算委員会で、日銀が保有する国債の含み損が2022年12月末時点で約8.8兆円となったと説明した。12月の金融政策決定会合で長期金利の変動許容幅を0.5%程度に引き上げ、10年物国債を中心に金利が上昇していたことが背景にある。

日銀は4~9月期決算で保有国債に8749億円の含み損が生じていたが、金利上昇のあおりで含み損が約10倍に拡大した。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB0348H0T00C23A2000000/