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「木村拓哉さんの『マスカレード』シリーズの『ホテル』は興収46.4億円、『ナイト』は38.1億円で2作を合計すれば84.5億円というとてつもない数字を記録しています。
今作のジャンルは時代劇ですが、木村さんが06年に主演した山田洋次監督の『武士の一分』は興収41.1億円でした。
つまり、現代劇・時代劇を問わず木村さんがスクリーンに登場するだけで最低でも40億円前後のお金が動くという証しです。
しかも今作は綾瀬はるかさん(37)ですから、50億円という東映側の設定は決して無謀な数字ではありませんでした」(映画関係者)

 では、「THE──」の興収は最終的にどれくらいになりそうなのか。この分野に詳しい映画関係者に聞いてみた。

「公開3日間の勢いが続いたまま3月末日まで公開されていれば、
最大で約40億円、最低でも35億円前後の興収になりそうです。

『東映』は製作と広告宣伝に20億円を投入したと説明していましたし、
『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督、脚本が『どうする家康』『コンフィデンスマンJP』シリーズの古沢良太氏であることを踏まえると、
やはり興収50億円が採算ラインといえるでしょう」