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「事故なく飛べるのか?」日本『MRJ』に敵愾心むき出し中国『ARJ』だが…航空市場からは無視の哀愁
2015/4/30 11:00

新幹線に続き、航空機でも中国が日本に国際受注戦争を仕掛けようとしている。
中国が約12年もの長い期間を費やして開発した初の国産ジェット旅客機「ARJ21」初号機が、
ようやく中国・成都航空に引き渡され、近く商業運航を始める。
座席数が78~90席と、今年5月に初飛行を予定する三菱航空機の「三菱リージョナルジェット(MRJ)」と競合するサイズの中小型機。
日本としては市場投入で中国に先行された格好だが、国際的な評価ではMRJが圧勝の様相を呈する。そのワケは?

一方、どんなにアピールしても、現時点で世界の航空市場でほとんど無視されている中国のARJ21。それにはそれなりの理由がある。
ARJ21の開発が始まったのは02年。MRJの開発が始まった08年には、すでに初飛行にもこぎつけ、10年には引き渡しの予定だった。
しかし、その後、開発スケジュールは何度も延期され、引き渡しまでには結局、開発開始から12年もの月日を必要とした。
個々のパーツは欧米製のものがほとんどだが、「設計が古い」(業界関係者)とみられているのも、開発に時間がかかりすぎたためだ。

その上、現時点では米連邦航空局(FAA)や欧州航空安全機関(EASA)による型式認証が取得できる見通しがなく、
中国以外の航空会社にとっては、そもそも購入の選択肢に入らない。
このため受注は国内がほとんどで、それも購入しているのは地方航空会社が中心。中国の大手航空会社もそっぽを向いている状況だ。
日本経済新聞によると、三菱航空機の関係者は「燃費、安全性、快適性など、あらゆる面で実力はMRJが上だ」と余裕をみせる。
「商談では(ARJ21は)話題に上るが、欧米の航空会社で購入を検討しているという話は聞いたことがない」とまで話している。

https://www.sankei.com/article/20150430-FTDFROLELJLTDBF3J3V5TOSG2E/3/


なお