ATM横の現金封筒、続々廃止 地銀や信金、環境配慮で

 地方銀行や信用金庫でATM横に置いてある無料の現金封筒の設置を取りやめる動きが広がっている。環境に配慮し、紙の使用量を減らすことが主な目的で、必要以上に持ち帰るなど不適切な利用の防止や経費削減にもつながると見込む。

 名古屋銀行(名古屋市)では環境保護のためATMコーナーにある封筒の設置を2022年11月3日で終了。ATM横の封筒が年間で約120万枚使われていた。必要な場合は銀行窓口に依頼すれば受け取れるという。

 先行した滋賀銀行(大津市)では21年3月末で打ち切った。廃止に戸惑う利用者もいるが、理由を説明することで、納得してもらえるという。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/229638