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フランスにあるイタリアン料理のレストランで、本場のおいしいピザを焼くイタリア人ピザ職人として注目を集めてしまった男性、実は16年間逃亡していたマフィアのボスだった。

 17年前に2人を殺した罪で終身刑を求刑されたが、イタリアからフランスへ逃亡し、16年もの間名前を変えて、ピザ職人に転職していた。

 国際指名手配となっていたが、ピザの腕前がすごすぎてSNSで脚光を浴びたことでバレてしまったようだ。

16年間逃亡していたマフィアのボス、ピザ職人に

 フランスのリヨンに本拠を置く国際警察組織「インターポール」は、先日イタリアのマフィア組織のボスだったエドガルド・グレコ(63歳)を逮捕されたことを発表した。

 グレコはパオロ・ディミトリオという名前で、フランスのサン=テティエンヌにある「カフェ・ロッシーニ・イタリアン・レストラン」でピザ職人として働いていたが、16年間逃亡している指名手配犯だった。

 グレコはイタリアのカラブリア州で 2 人の兄弟を魚屋の裏に誘い出した後、鉄の棒で殴り殺し、死体を酸で溶かした疑いで、欠席裁判で有罪判決を受け、終身刑となった。

 カラブリア州を支配している麻薬密売組織「ンドランゲタ(Ndrangheta)」と関係のあるグレコは、1990年代初頭にイタリアで起こったマフィア戦争の一部として、2人の兄弟を殺害したとされている。

 しかし、逮捕を逃れたグレコはイタリアからフランスへと逃亡。当初は、リヨンでシェフとして働き始め、2014 年にサン=テティエンヌに移り、本場イタリアのピザを焼く職人、パオロとして活躍していたという。

SNSに投稿し取材にも顔出ししていた結果、バレた

 長い間の逃亡中、逮捕されなかったことからつい気がゆるんでいたのか、グレコは偽名で定期的にSNSに投稿したり、ピザ作りについてメディア取材を受けたりしていた。

https://karapaia.com/archives/52319944.html