香り、姿に癒される…鹿児島発「ボンタン湯」全国437浴場に広がる 2月6日は「風呂の日」

 2月6日の「風呂の日」に合わせ、鹿児島市内の公衆浴場で「ボンタン湯」があった。武3丁目の太陽ヘルスセンターでは入浴客が同日、湯船に浮かぶ大きなボンタンの香りを楽しみながら心地よさそうに湯につかった。

 県公衆浴場生活衛生同業組合鹿児島支部が2017年から企画。阿久根市の農家からボンタンを仕入れる。今回は県内29(うち鹿児島市内25)を含め、東京や北海道など全国計437の浴場で実施。永用八郎支部長(69)は「どこも盛況だったと聞いている。この時期の風物詩としてもっと全国に広めていきたい」と話した。

 同センターは午前4時から男湯、女湯にそれぞれ30個を浮かべた。月3回ほど利用する星ケ峯2丁目の古屋敷文夫さん(80)はボンタンを手に取り、「香りも、見た目も楽しめる。気持ちが安らぐ」と笑顔を見せた。

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