政府・日銀 市場の「覆面介入」 10月21日に5兆6202億円 財務省
2023年2月7日 11時06分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230207/k10013973071000.html 財務省は、去年10月、32年ぶりの急速な円安に歯止めをかけるために政府・日銀が2回にわたって市場介入の事実を明らかにしない「覆面介入」を行い、21日には、一日で5兆6202億円とドル売り円買いの介入としては過去最大の資金を投じたことを明らかにしました。
財務省は、去年10月から12月に実施した市場介入の一日ごとの実績を発表し、10月21日と24日にドル売り円買いの市場介入を行っていました。
いずれも介入の事実を明らかにしない「覆面介入」の形で、このうち去年10月21日は、日本時間の夜に1ドル=151円台まで円が売られ、およそ32年ぶりの円安水準を更新した日でした。
市場介入は、ニューヨーク外国為替市場の取り引き時間帯に行われ、投じられた資金は、この日一日だけで5兆6202億円に上りました。
市場介入によって円相場は一時、1ドル=144円台まで一気に7円以上値上がりしました。
この日の、ドル売り円買いの市場介入は、これまでで最大だった去年9月22日の2兆8382億円を大きく上回って過去最大となります。
略