性的少数者や同性婚を巡る差別発言で荒井勝喜元首相秘書官が更迭された問題で、国連のグテレス事務総長のドゥジャリク報道官は6日の定例記者会見で「事務総長は嫌悪(ヘイト)に強く反対しており、誰を愛し、誰と一緒にいたいかを理由に誰も差別されてはならない」と述べた。

 記者からの質問に答えた。報道官は「(経緯の)詳細は分からない」とした上で「(性的少数者の)人々が毎日直面している嫌悪や暴力の増大について、私たちは考えを明確にしてきた」と述べ、どのような場合でも性的指向や性自認を理由にした差別は許されないと改めて強調した。

https://mainichi.jp/articles/20230207/k00/00m/030/039000c