愛媛県大洲市内のJR予讃線とみられる線路に向かって、工事現場などで使われるプラスチック製のバーを若い男性が「やり投げ」のように投げ込む動画がインターネット上で拡散している。大手回転ずしチェーンの店舗で客席のしょうゆボトルをなめる様子などを撮影した行為と同様、悪ふざけでは済まされない行動として、批判を浴びそうだ。

 問題の動画は動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」に投稿された。現在は削除されているが、ツイッターなどのSNS(ネット交流サービス)に転載されている。若い男性が建物の屋上からバーを投げ下ろす様子が撮影され、「#やり投げ選手権」「おみごと」という言葉が添えられている。黄色と黒のしま模様のバーは線路を越え、すぐ脇に平行の向きで落ちていた。

 JR四国によると、撮影場所は予讃線の伊予大洲-西大洲駅間とみられるという。担当者は列車の運行への直接的な影響はなかったとしながらも「線路に物を投げ入れる行為は大変危険なので絶対にやめてほしい。列車の安全運行に支障があった場合は刑事上、民事上の責任が生じることもある」と話した。今後、愛媛県警に被害届を出すことも検討しているという。https://mainichi.jp/articles/20230207/k00/00m/040/082000c
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