トルコ・シリアへ支援続々 ロシア侵攻のウクライナも

トルコとシリアで多数の犠牲者を出した6日の大地震を受け、国際社会からの支援表明が相次いでいる。

トルコのエルドアン大統領は同日、45カ国以上から支援の申し出を受けたと明らかにした。

欧州連合(EU)は6日、フランスやギリシャなど加盟10カ国以上がトルコに捜索・救急隊を派遣したと発表した。シリアについては「人道支援プログラムを通じて被災者を支援する用意ができている」と表明した。

トルコが加盟する北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長も、ツイッターで「加盟国が支援活動を行っている」と明らかにした。

バイデン米大統領は6日、エルドアン氏と電話会談し、「必要とされる全ての支援を提供する用意がある」と強調。生存者の救出に向けた捜索救助隊を早期に派遣する意向も示した。

ロシアのプーチン大統領は、同国が後ろ盾となっているシリアのアサド大統領、エルドアン氏とそれぞれ電話会談し、支援の準備ができていると説明。シリアでは既に、がれき撤去や捜索に当たるロシア軍要員300人が配置されたという。

一方、ロシアによる侵攻が続くウクライナのゼレンスキー大統領もツイッターで、トルコの人々との連帯を示した上で、「必要な支援を提供する用意ができている」と表明した。

中東では、サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)などがトルコとシリアへの支援、カタールがトルコへの医療物資提供などを発表。イスラエル軍が率いる人道支援代表団も、トルコに向けて出発した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/87431b38082525f097dc7191eabe75e05c9dc07a