ラファエルは、2014年にスタートして以来、登録者数180万人を超える人気YouTuberだ。
ところが、昨年12月に更新されたYouTube「令和の虎CHANNEL」で「広告収入は10分の1ぐらいになっています」と激白、
「YouTuberという、YouTubeで収益を上げて稼ぐビジネスモデルは終わる」とまで断言している。

同じくYouTuberのシバターも、FLASH編集部のインタビューに対し、2017年11月の総視聴回数は
約1200万回再生だったが、2022年11月の総視聴回数は340万回と、
5年前と比べて4分の1程度になっていることを明かしている。
なお、単価の変動などもあるため、再生数が4分の1になっても収益も4分の1になるというわけではない。

最近も、登録者数209万人を超えるYouTuberぷろたんが、収益が過去最低となり、5分の1に減ったことを告白。
「10分以上の動画に付けることができる広告を付け忘れていた」ことの影響もあるだろうが、
やはり「今、YouTubeってすげえ収益下がっているんですよ。YouTube全体がオワコンになっている」と発言している。

その他、登録者数168万人以上のYouTuber、PDS株式会社が全盛期と比べて20分の1になっていたり、
登録者数144万人以上のYouTuberカノックスターも1カ月で収益が半減したことを告白するなど、
収益が減ったというYouTuberはとても多い。

■YouTubeショートはタイパ志向で人気だが…
そんな低迷期にあるYouTubeで、伸びているコンテンツがショート動画「YouTubeショート」だ。
最長60秒の短い動画で、1日あたりの再生回数は全世界で300億回に上り、
2021年比で4倍とZ世代を中心に人気を集めている。
これは、15秒~10分の動画を投稿できるTikTokを意識して誕生したものと言われており、
TikTokと両方に同じコンテンツを投稿しているユーザーは多い。

■1再生あたりの収益はわずか「0.000026円」
ショート動画は昨年9月から収益化できるようになっているが、実は通常の動画と比べて収益性が悪いと言われている。
お笑い芸人あしなっすはYouTubeチャンネルも運営しているが、1247万回再生された「98歳と天皇陛下」
というショート動画の推定収益がわずか「328円」だったことをツイートしている。
1再生あたり0.000026円なので、通常の動画の0.05~0.1円に比べると驚くほど低い。

ただし今年から、ショート動画の合間に表示された広告収入の45%をクリエイターが受け取り、
合計視聴回数の割合に応じて分配されるとのことなので、もう少し改善される可能性が高いだろう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/281458774b31845034c0da487036fd46020f5e01