「同性婚の法制化は素晴らしいこと。関係ない人には、ただ今までどおりの人生が続くだけ」
──NZの元議員の言葉が心に響く

2013年に同性婚を認める法案が可決されたニュージーランド。
その最終審議の際に、モーリス・ウィリアムソン議員(2017年に引退)は、聖職者らから彼の元に届いた反対意見に対して
科学的に、そして痛快に一掃しながら、愛と配慮を持ってこう語った。

「反対する人の多くは、この法案が社会にどういう影響があるかということに関心があり、心配しているのでしょう。
その気持ちはわかります。自分の家族に起こるかもしれない『何か』が心配なんです。
でも繰り返しになりますが、言わせてください。
今、私たちがやろうとしていることは『愛し合う二人の結婚を認めよう』。ただそれだけです」

そして、「明日も世界はいつものように回り続けます。だから、大騒ぎするのはやめましょう。
この法案は、関係がある人には素晴らしいものですが、関係ない人にはただ今までどおりの人生が続くだけです」
と力強い言葉を国民に贈り、今朝雨が降ったニュージーランドの空には神のお告げとも言える
「ビッグ・ゲイ・レインボー」がかかったことを紹介した。
https://www.vogue.co.jp/fashion/article/maurice-williamson-nick-smith