“性教育YouTuber”産婦人科の検診台を「セックスマシーン」と揶揄で批判 医療機器メーカー「到底許容できない。強く抗議する」

 “性教育YouTuber”を名乗る男性がTwitter上で、産婦人科で使用される検診台を「セックスマシーン」などと表現した投稿を受け、医療機器メーカーのタカラベルモントは該当投稿に「強く抗議」を表明しました。

 該当投稿は1月9日に投稿され、男性が群馬県にある「命と性ミュージアム」を訪れた際に、撮影した動画が添付されていました。動画には検診台に座った男性が背もたれが倒れていくとともに、少しずつ股が開かれていく仕様に、「はっはは」などと満々の笑みを見せる様子が収められています。男性は「足上がり過ぎてセックスどころじゃないセックスマシーンw」と揶揄とみられる内容を書き込み、Twitter上では批判の声が高まっていました。

 タカラベルモントは該当投稿に対して、「当該製品は、産婦人科における診断・処置に使われる医療機器です。また、撮影された施設は、人間の命や性についての正しい理解と啓発を行うための施設であり、教育の場としても活用されている施設です」とコメント。

 「今回のSNS上での投稿は、誤った機器の取り扱い方、並びに多くの患者様への誤解を生むような表現であるばかりでなく、人間の性に対する尊厳を傷つけるものであり、到底許容できるものではありません。大変遺憾に思うとともに、強く抗議致します」と、遺憾の意を表明しました。

 タカラベルモントはすでにTwitterの運営会社に対し、抗議と投稿の削除に加え、SNS上での不適切動画投稿への監視徹底を要請したとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3fcfe58ad90a0a7b0a4d51b4a26717f6a253d0f