ニュージーランドの海岸で、恐竜絶滅後の約6千万年前にいた新種の巨大なペンギンの化石が見つかった。


 成人と同じくらいの背丈があり、体重は約150キロ。ゴリラのような立派な体格だったらしい。飛ぶことをやめて海洋生活にいち早く適応していったペンギンの進化史に迫る発見という。

 米国やニュージーランドの研究チームが8日、古生物学の専門誌(http://dx.doi.org/10.1017/jpa.2022.88)に発表した。化石は大型とやや大型の個体の2種類あり、2017年に地元の海岸の堆積(たいせき)物の中から見つかった。

 現代のペンギンの骨格などとの比較から体格を推定。翼の付け根などの部位が見つかった大型の個体は、マオリ語で「怪鳥」を意味するクミマヌという属の新種で、著名な古生物学者にちなみクミマヌ・フォーディセイと名付けられた。小さい新種の体重も約50キロに達し、現存種で最大のコウテイペンギン(体重20~40キロ)よりひと回り大きかったとみられる。

想像図
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