![](http://img.5ch.net/ico/mona.gif)
ChatGPT対抗サービスが続々リリース――マイクロソフトとグーグルも追従 ほか
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/curation/1477927.html
1. ChatGPT対抗サービスが続々リリース――マイクロソフトとグーグルも追従
「ChatGPT」に対抗するサービスをITジャイアントもリリースした。短い期間で、大手IT企業がキャッチアップに動き出した。
グーグルは米国時間2月6日に「Bard」という独自の人工知能(AI)チャットボットを発表した(CNET Japan)。グーグルのCEOであるサンダー・ピチャイ氏は「Bardは、世界の幅広い知識と大規模言語モデルの能力・知性・創造性を組み合わせることを目指している」とツイートした。
マイクロソフトは米国時間2月7日に、ChatGPTを支える技術を搭載した検索エンジン「Bing」の新しいバージョンを発表した(CNET Japan)。マイクロソフトのCEOであるサティア・ナデラ氏は「コンピューターとのすべてのやり取りを、エージェントが仲介して支援する」「このコパイロットという概念を、すべてのアプリケーションに導入するつもりだ」と述べている。BingやEdgeといったアプリもダウンロード数が急増したとも伝えられている。もし、実装が進むと、Officeスイートでも何らかのAIによる作業が行われるようになるのだろう。
この両者が参入したことで、インターネット黎明期から続く「検索」の概念、そしてグーグルが優位に立つ市場構造が一変する可能性がある。これからはそれぞれのエンジンから得られる回答の精度の競争ということになろう。
さらにマイクロソフトは研究部門のチームが「膨大な量の医学文献でトレーニングされ生物医学分野の質問に答えるタスクに特化したAI『BioGPT』を開発」したことを発表している(Gigazine)。より専門特化した情報を学習したエンジンということか。
また、中国勢も参入を表明している。中国の百度(バイドゥ)は現地時間2月7日、「『ChatGPT』のようなチャットボット『ERNIE Bot(文心一言)』の社内テストを3月までに完了して一般提供する」と今後の計画を発表している(CNET Japan)。「バイドゥは、中国ではGoogle検索に相当する検索エンジンで、圧倒的なシェアを誇る。Googleは2010年、中国の厳しいオンライン検閲に対する懸念を理由に、同社の検索エンジンサービスを中国から撤退させた」という経緯があり、独自に技術を進めていく必要がある。
このブームに火をつけたOpenAIは、利用者が最大になる時間帯でも常にChatGPTを利用できる有料サブスクリプションサービス『ChatGPT Plus』の提供を開始すると発表した(CNET Japan)。