[ワシントン 10日 ロイター] - 関係筋が10日に明らかにしたところによると、国際通貨基金(IMF)は12日からの週にポーランドの首都・ワルシャワにスタッフを派遣し、ウクライナ当局者と会談を行う。

ウクライナは、ロシアとの戦争から生じる資金需要を賄うために大規模な支援プログラムを求めている。

IMFは、スタッフの派遣に関してコメントしていない。

IMFは昨年12月、ウクライナ支援について、ロシアによる侵攻後の経済安定維持とドナー国の資金拠出促進を目的とした期間4カ月のプログラムを承認したと発表。

当時、このIMF理事会関与プログラム(PMB)が「本格的なIMF支援プログラムへの道を開くのに役立つ」との見解を示していた。

ウクライナ政府当局者らは財政赤字穴埋めに今年380億ドル、重要インフラ再建にさらに170億ドルが必要だとしている。

専門家は、ここ数カ月のロシアの攻撃による被害規模を考慮すると、ウクライナの資金ニーズははるかに大きい可能性があると指摘する。
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-imf-idJPKBN2UM0G8