神戸市垂水区内の民家で盗みを繰り返したとして、県警捜査3課と垂水署は13日までに、窃盗や邸宅侵入などの疑いで、同区の無職の男(64)を追送検し、捜査を終えた。起訴済み3件を含む計9件約42万円の被害を裏付けたという。
 追送検容疑は、昨年1~10月ごろ、垂水区内の空き家や民家に侵入し、指輪やネックレスなどの貴金属を盗むなどした疑い。「パチンコやスロットで遊ぶ金が欲しかった」と容疑を認めているという。

 同署の調べに男は「人がいたら怖いので人気がない夜を狙った」「電気メーターが動いていないかや雑草の伸び具合などを事前に下調べした」と供述しているという。

 同署は、垂水区内で空き巣被害が相次いだため防犯カメラの映像などを調べ、昨年11月9日に窃盗未遂と邸宅侵入の疑いで男を逮捕していた。

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