群馬県伊勢崎市で道路の側溝にふたする金属製のグレーチングを相次いで盗んだとして、窃盗の罪に問われた住所不定、無職の男(70)の初公判が13日、前橋地裁(柴田裕美裁判官)であり、起訴内容を認めた。検察側は「何度も同様の窃盗を繰り返した」などとして懲役2年を求刑、弁護側は反省しているなどとして執行猶予付きの判決を求めて即日結審した。

 被告人質問で男は、滞納していた多額の税金などを支払うために2022年8月に自宅を売ってから車上生活だったと説明。「車上生活中に15回ほど盗んだ。民家のない所を狙えば盗みやすいと思った」などと述べた。

 論告によると、22年10月17日と11月22日、伊勢崎市内でグレーチング計43枚(時価計約66万円相当)を盗んだとされる。

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