トルコ南部のシリア国境近くを震源とする大地震の発生から200時間以上が経過した14日、両国の死者数は4万1000人を超えた。
ただこの日は、10─20代の兄弟やシリア人男性ら生存者9人が、がれきの中から救出された。
救助隊員によると、まだ生存者がいる可能性があるという。

エルドアン大統領はトルコの死者数が3万53418人に上ったと発表した。
シリア国営メディア報道と国連機関の報告をロイターが集計したところ、シリアでは5814人以上が死亡している。

世界保健機関(WHO)の欧州担当幹部によると、
被災地では低気温や公衆衛生、感染症のまん延などを巡る健康問題への懸念が高まっている。

救助団体「ホワイト・ヘルメット」の代表は、反政府派が支配するシリア北西部での生存者の捜索は近く打ち切りとなるとの見通しを示した。
ロシアもトルコとシリアでの捜索・救助活動を終了し、撤退の準備を進めていると述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/22f9b413e3a7a704f819e7138b244c2577c4888f