昨年1年間に懲戒処分を受けた千葉県警職員は35人(前年比24人増)に上り、47都道府県警(計276人)で最多だった。捜査4課の元警部による複数の性的暴行事件や飲酒運転などが相次いだ。有識者は「職業倫理やプロ意識を育てつつ、外部の目を入れて組織改革に切り込む必要がある」と指摘する。

 警察庁によると、千葉県警の懲戒処分は免職4人、停職5人、減給10人、戒告16人の計35人だった。次いで、警視庁が31人、大阪府警が18人。県警監察官室は全国最多の処分者数について「コメントは差し控える」とした。

(略)

■昨年1年間の懲戒処分数
(多い順、カッコ内は全職員数)

千葉県警  35人(約1万2千人)
警視庁   31人(約5万人)
大阪府警  18人(約2万3千人)
愛知県警  14人(約1万5千人)
埼玉県警  13人(約1万3千人)
神奈川県警 13人(約1万7千人)