新型コロナウイルス感染拡大前の2010年代は『バトル・オーシャン 海上決戦』『暗殺』『密偵』『鳳梧洞戦闘』=原題=など、日本を敵と設定した映画のほとんどが大きな収益を上げた。例外は『軍艦島』と『隻眼の虎』だけだった。ところが、最近の抗日映画は相次いで無残な興行成績となっており、「映画館街で『無条件の反日』や『ノージャパン(No Japan=日本製品不買運動)』が通用した時代は終わった」という見方が出ている。

 新型コロナウイルス感染拡大前の2010年代は『バトル・オーシャン 海上決戦』『暗殺』『密偵』『鳳梧洞戦闘』=原題=など、日本を敵と設定した映画のほとんどが大きな収益を上げた。

 映画市場アナリストのキム・ヒョンホ氏は「商業映画がよく使っていた従来の抗日テーマは、今後の市場をリードする20-30代の観客たちには訴える力があまりない」「かつては『日本に勝ちたい』という心理がヒットの助けとなったが、最近の若い観客たちはその段階を通り過ぎて『克日』を達成し、今は日本を見る目に余裕ができているためだ」と分析した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8aea3f8bbe8b040a5f7f0d2d53a4e8a474eab51b