岸田首相 独自支援策で出生率上昇の岡山 奈義町を視察
2023年2月19日 19時11分 岡山県

岸田総理大臣は、地域ぐるみで子育てに取り組む岡山県奈義町を訪れ、拠点施設を視察し、子育てに対する社会全体の意識を変えていくことが重要だという認識を重ねて示しました。

岡山県奈義町は、町独自の子育て支援策や若者の定住などを進め、1人の女性が一生のうちに産む子どもの数の指標となる合計特殊出生率が、2005年の1.41から、2019年には2.95に上昇しました。

岸田総理大臣は19日、奈義町の地域ぐるみで子育てを行う拠点施設を訪れ、住民が子どもを預かったり、常勤の保育士が相談に応じたりする様子を視察しました。

続いて、2回目の「こども政策対話」が行われ、子育て中の親などからは「経済的な支援は助かるが、地域のつながりが子育ての精神的な支えとなっている」、「子どもが多いので、小児科があるとありがたい」といった声が出されました。

このあと岸田総理大臣は記者団に「具体策づくりに参考となる貴重な示唆をたくさんもらった。子ども・子育て政策の強化には施策の拡充は重要だが、あわせて社会全体の意識を変えていくことが重要だと強く感じた」と述べました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230219/k10013985401000.html