グループ発足のアイデアをソーシャルメディアへ投稿すると、すぐに大きな反響があったという。
「ロシア中の女性から問い合わせがありました。男性も支援を申し出てくれました」

2か月にわたる軍事訓練コースはこのプロジェクトの一環だ。昨年12月までに約50人の女性が、銃火器の取り扱い、護身術、応急処置、ドローンの操縦などから成るコースを修了した。今は新たな50人が受講中で、4月には次のグループの訓練が始まる。
スメタニナさんによると、受講した女性の射撃の腕前は、徴兵され同様の訓練を受けた男性たちと「ほぼ同じ」だという。
受講生のアナスターシャ・グバンコワさん(41)は、父も夫も軍人なので自分も自然な成り行きで申し込んだと話した。
「もちろん、こうしたスキルを実際に使わずに済めばいいですが、必要ならば使います」

濃いメークや長い髪のまま、あるいは指輪やイヤリングを着けたまま訓練している女性もいる。
金髪をなびかせるスメタニナさんは、銃の撃ち方や手投げ弾の使い方を学ぶことと美しさは両立すると話した。
「常に美しくありたいです。どんな状況でも髪はカールして、自分のケアを怠りたくありません」たとえウクライナ侵攻が早々に終わったとしても、女性防衛隊は続けるとスメタニナさんは語った。
「1年後、2年後、10年後にどうなるかは分かりません。だけど私たちはいつでも武器を持ち、拳の正しい握り方を心得ています」

参考画像
https://www.hm-sendai.jp/sisetu/sensai/album/1-1-65.jpg