自動車デザイナーの仕事は、AIに取って代わられるのか? あるカーデザイナーの見解

昔から「人工知能(以下、AI)」という響きには、ミステリアスでオールマイティな響きがあった。人間が己の限界を知っているからこそ、デジタルで正確無比な計算能力を有する“コンピューター”に夢を託してみたくなるのかもしれない。
そして、SF小説/映画「2001年宇宙の旅」、TVシリーズ「ナイトライダー」など人間の友として、敵として、AIが描かれてきた。

ここ数年、AIの劇的進化を感じさせるのは、広く一般に利用が解放され始めたからかもしれない。画像に写っている物体や人物を自動で認識する「画像認識サービス」、音声を自動でテキストに変換する「音声認識サービス」、
自然言語で書かれた文章を解析し、意味を理解して応答するチャットボットや機械翻訳などの「自然言語処理サービス」、ビッグデータを解析し、将来の傾向や株価などの「予測分析サービス」などが挙げられる。

直近ではテキストから画像を作成してくれるAIサービスが一般に公開され、最新号のTIME誌の表紙に自然言語処理サービス「ChatGPT」が掲載される時代である。
“何度目のAIバブルだろう?”と思ってしまう反面「データ量の増加」、「コンピューターの性能向上」、「深層学習の発展」、「クラウド技術の進化」、「自己学習の実現」により確実に進化を遂げていることを実感させてくれる。

そして、テキストから画像を作成してくれるAIサービスでは、自動車のデザインを試すユーザーの作品がソーシャルメディアで多数、シェアされている。
そんなAIサービスの可能性について、フランク・ステファンソンがわざわざメディア向けにプレスリリースを出してまで自身のYouTube動画の告知をしている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/de9f1439fead287510da1ebd5949dff991a0ee3c