「世間の顰蹙(ひんしゅく)を買う思想家」や「クレイジーな反逆児野郎」、あるいは「時代の先を見通す知識人」と称されることもある、フランスの人類学者で歴史家のエマニュエル・トッド。

彼は1976年の著書『最後の転落』でソ連崩壊を予言したことで知られるが、ウクライナでの戦争についてはフランス国内で目立った発言をしてこなかったという。これまでトッドがウクライナ戦争について語ったことのほとんどは、日本の読者向けだ。「日本ではトッドの『第三次世界大戦は始まっている』という挑発的な書名の本まで出版されている」と仏紙「フィガロ」は報じている。

そんなトッドは、ロシアのウクライナ侵攻をどう見ているのだろうか。フィガロによるインタビューを全3回で掲載する。

https://courrier.jp/cj/317205/