https://news.yahoo.co.jp/articles/941f37e9adf6b03b7597258cd980f74883fe408b&

 ▽執拗な誹謗中傷

 AV新法施行後、一部で奇妙な動きが出ている。被害者支援団体への執拗な嫌がらせだ。

 「ぱっぷす」は、嫌がらせのメール、インターネットや手紙にさらされている。事実無根のデマを流されることもあり、出勤に不安を抱くスタッフも出始め、防犯カメラの設置などの対応に追われた。

 相談者のために設けたメールフォームを使い、誹謗中傷が送られてくることもあった。スタッフの一人は憤りを隠さない。「被害者、相談者の口をふさぐ行為だ。相談も増加していて、本来は妨害活動と戦っている場合じゃないのに」。ぱっぷすは弁護士と協議し、法的措置も含めた対応を検討している。

 内閣府も危惧している。インターネット上の誹謗中傷は先鋭化しやすいためだ。「業務に支障が生じれば、被害者が支援を受けることが困難になったり、泣き寝入りや二次被害を招いたりする恐れがある」