―― とにかく武力行使を止めて、話し合いにシフトせよ、と。

■そう。ここまできてしまったら、四半世紀かかる話だ。国際社会は領土の一体性を脅かすことを絶対に許さない。許してはいけない。でも、現実問題、どんどん人が死んでいる。だからまずはどう停戦に持っていくかだ。

 昨年3月29日のトルコのエルドアン大統領による調停は、いいところまでいっていた。本当に。プーチン氏は(調停案を)飲んでいた。あそこで止めておけば、ここまでなっていなかった。

 日本はまだ働きかけができうる。米国も欧州も、国内ポピュリズムでできなくなっている。そしてもし、G7でうまくいかなければ、インドや中国、トルコ、イスラエルやエジプトなどプーチン氏により近い人が説得するしかない。