九州新幹線、車輪止め付けたまま発車 隣の運転士が誤って設置か
2023/2/23 20:31(最終更新 2/23 20:41)

 JR九州は23日、鹿児島中央駅(鹿児島市)で新大阪行きの九州新幹線「さくら558号」が誤って車輪止めを付けたまま発車し、その場で停車するトラブルがあったと発表した。車両に故障はなく19分遅れて発車し、熊本駅まで運転した後、運休した。乗客約240人にけがはなかった。

 JR九州によると、車輪止めは木製で、鹿児島中央駅で一定の時間停車する場合に、到着した車両を運転していた運転士が設置している。さくら558号は停車時間が短かったため、車輪止めは当初、置かれていなかった。

 ところが、隣の線路に停車した車両の運転士が自らの車両ではなく、誤ってさくら558号に車輪止めを設置したとみられる。さくら558号の運転士や車掌は車輪止めに気づかず午後1時半過ぎに発車し、直後に車掌が異音に気づいた。

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https://mainichi.jp/articles/20230223/k00/00m/040/188000c