ロシアのウクライナ侵攻から24日で1年になるのを前に、駐日ウクライナ大使夫妻らがウクライナ出身の女性が神職を務める埼玉県上里町の神社に参拝し、平和を祈願しました。
セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ大使夫妻らは23日午前、上里町にある菅原神社に到着し、山下博一町長らが出迎えました。

この神社ではウクライナ出身の梅林テチャナさんが神職を務めていて、夫で宮司の正樹さんもウクライナに留学した経験があり、参拝者にウクライナの平和を願う御朱印を授けています。
一行はテチャナさんからおはらいを受け、ウクライナの平和を願う祝詞があげられると深々と頭を下げていました。

そのあと大使たちは「ウクライナに栄光あれ」などと書かれた絵馬を掛けていました。

大使一行は、午後には町内のホールで開催された町が主催するイベントに参加し、地元の中学生による吹奏楽の演奏などに感謝の言葉を述べていました。

セルギー・コルスンスキー大使は「菅原神社は日本とウクライナの友情、連携の象徴です。支援活動をしていただいている皆さんに感謝しています」と話していました。

菅原神社の神職の梅林テチャナさんは「大使に来ていただいてうれしいです。ウクライナに早く平和な日常が戻れるよう、毎日お祈りをしています」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230223/k10013989281000.html