今回、この発表ともう一つ、「金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党中央委員会副部長の談話」を発表した。
そこには、さらに詳細にICBM発射実験に関する主張が、与正氏の悪辣な言葉で述べられている。

心から朝鮮半島地域の情勢を憂慮し、平和と安定を望むならば、すべての国々が国際平和と安全保障の重大な責任を持つ国連安全保障理事会において、
極悪な対朝鮮敵視政策の実行機関に成り下がっているアメリカの強権と専横を、絶対に許してはならない。
もしくは合法的な主権国家の自衛権を放棄させようとするアメリカとその従属勢力どもの虚弱な行為を、黙認していてはダメである。
それが無駄な努力であることを思い知らせなければならないのだ。

今回もわれわれの敵対相手どもは、根拠もなく共和国(北朝鮮)の自主権に対する露骨的な侵害行為を敢行した。
昼夜、何やかの脅威に対抗するという口実を作り上げ、拡大抑止、連合防衛態勢だのと騒ぎ立て、アメリカと南朝鮮(韓国)の者どもが、朝鮮半島地域で軍事的優勢を獲得し、
支配的位置を占めようという危険千万な野心と意図を露骨にしていることが、各々の地域の安定を破壊し、情勢をさらに危うくさせているのだ。

アメリカは世界を欺き、朝鮮民主主義人民共和国に対して敵対的ではなく、対話の門を開いているとウソの声を張り上げ、
ダイアログの時間稼ぎを行うという幼稚な窮策を放棄しなければならない。わが国家の安全を脅かす一切の行動を中止しなければならない。
共和国の映像に触れようとせず自己の全盲的な安全のためとはいえ、常に熟慮していかねばならない。

南朝鮮の者どもにしても、いまのようにたとえ「勇敢無双」一辺倒でアメリカに捧げても認めてもらえないという従属状態で、果てはどんな腹を立てることになるか考えてみるがよい。
バカ者たちの眠りを覚ましてやるため、大陸間弾道ミサイルでソウルを狙おうというのではない。われわれは依然として、南朝鮮の者どもを相手にする意向はない。
委任を受けて、最後に警告しよう。敵の行動の一挙手一投足を注視している。われわれに対して敵対的なことに一つ一つ反応して、非常に強力な圧倒的対応を実施していく>

https://news.yahoo.co.jp/articles/84ce7d302e32ee3508a2ffc886dceff5f48828a2