支払価格一任公演とは公演の価値(チケット代)を観客自身に決めてもらうというもの。SKE48の通常公演のチケット代は4000円だが、この日行われた「時間がない公演」では終演後、観客が自分で支払う金額(最低1円から最高1万円まで)を決定。あらかじめ渡されていた封筒に自分が決めた金額とその理由を書いたアンケート用紙を入れ、退場時に支払い箱に入れるという形がとられた。希望者には公演終了後に両替も行われた。

 この日の入場者数は203人。通常通り4000円のチケット代なら81万2000円となるところだが、公演後に集計されたチケット代の総額は140万153円。1人あたりの平均支払金額は6897円となった。なお最高支払金額は1万円で最低金額は10円だった。

 SKEサイドでは通常より約60万円多くなった入場料について「ファンの方に還元する方向で考えています」(SKE関係者)という。

 SKE48では昨年6月11日にチームSが、来場者が満足できなかった場合、チケット料金4000円を全額返金するという「全額返金保証公演」を開催。このときは217人の入場者のうち6人が返金を希望していた。

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