大阪府教育委員会は、支援学校の児童に対してカッターを見せながら指導した教師や、同僚の女性教師にセクハラ行為を繰り返した中学校長ら、府内の教職員3人を停職や減給などの処分にしました。


 大阪府教委によりますと、府立支援学校の男性教師(54)は去年6月から7月にかけ、担任を受け持つ女子児童(小学部6年)がほかの児童を引っかくなどしようとした際、少なくとも5回にわたりカッターを見せながら、席に座るよう指導しました。
 別の教師が行為を目撃し、校長に報告して発覚しました。
 さらにこの男性教師は2020年度以降、自身が習っていた狂言の公演に無許可で13回出演し、あわせて約24万円の報酬を受け取っていたことも判明。
 府教委は24日付で、停職6ヵ月の処分としました。


 また、門真市立中の校長(57)はおととし3月末から12月ごろにかけ、同じ学校に勤める女性教師に対し、
▼「頼りになる」と言いながら、肩を撫でたり、軽くたたいたりした
▼出勤時に正門で「同伴出勤やな」と発言した
▼校長室で、修学旅行の下見に関する相談を受けた際、「僕と2人で行こう。君と2人で出かけたい」と応答した
 などとして、減給3ヵ月(10分の1)の処分を受けました。


 また、府立高の男性臨時実習助手(27)は、3年生の女子生徒に実習室の整備を指示した際、「制服から体操服に着替えたい」との申し出に対し、「タイツ脱いでいいよ。見せパンも脱いでいいよ」と発言したり、立った状態から開脚できる幅を競う「開脚ゲーム」を提案したりした、ということです。
 女子生徒はその後、臨時実習助手への嫌悪感から3日間、学校を欠席しました。
 府教委は24日付で、臨時実習助手を減給1ヵ月(10分の1)の処分としています。


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