被災地あてにハイヒールや中古下着!あとを絶たない不適切な寄付

■トルコとシリアの国境付近を襲った大地震。被災地への寄付品の中に、ハイヒールや汚れた下着など、不適切なものが見つかっている。
英各メディアが報じた。

 「TikTok」で公開された動画には、ボランティアが支援物資の箱から10センチもあるラテックスのハイヒールなどを取り出している様子が映っている。
別の動画には銀色のディスコ・クロップトップ、茶色く汚れたタオルや下着などが混ざっている。

 トルコ系キプロス人コミュニティ教会の代表は全寄付の5分の1が不適切、または使用不能だと嘆く。

「薄手の服やドレス、ハイヒールなど不適切な衣類は受付ません。使いかけの衛生用品などは廃棄しています。
寄付は不要品を処分する機会ではありません。良心は痛まないのでしょうか」と寄付する側の品格を問うている。

https://www.japanjournals.com/uk-today/17699-230224-1.html


「お気持ちだけ頂戴します」…韓国からのトルコ救援物資、取り扱いが困難な食品とは

 地震で数万人の死者が発生し、世界各地から救援物資が続々と届けられている中、
トルコやシリアでは韓国人たちが送るランチョンミートの缶詰「スパム」の取り扱いに頭を痛めているという。

 駐韓トルコ大使館は20日、「トルコ人の大多数は豚肉を食べないが、
韓国から送られてくる缶詰の多くに豚肉が使用されているため、現地で取り扱いが困難になっている」と明らかにした。

 トルコは全人口の90%以上がイスラム教徒だ。イスラム文化圏では、豚肉だけでなく豚肉で作られたランチョンミートや
ハムなども口にすることが禁じられている食材(ハラムフード)になっている。
同じ理由で、インスタントラーメンもトルコに送る救援物資としては不適切だとのことだ。

 このため、同大使館では今後、個人が送ってくる食品は受け付けないことを決めた。

 現地では、「トルコの被災者たちには現在、水と粉ミルクが最も必要だ」という声が上がっている。

 非政府組織(NGO)「セーブ・ザ・チルドレン」のトルコ緊急対応チーム関係者は
「数千人もの生存者たちが避難所で冬の寒さに耐えている」
「寒さと空腹、のどの渇きに苦しむ子どもたちには食糧・飲料水・仮設住宅・暖かい衣類などが必要だ」と語った。

キム・ジャア記者

チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版

https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/02/22/2023022280020.html