「パソコンがトロイの木馬に感染している…」70代男性 40万円の特殊詐欺被害 大分
https://news.yahoo.co.jp/articles/e42832a486f3aba436643292292632a83f80fce1

きのう、大分市の70代男性がパソコンのウイルス感染名目の特殊詐欺被害にあい、40万円をだまし取られました。

警察によりますと2月27日、大分市に住む70代男性が自宅でパソコンのインターネットサイトを利用中に突然「ウイルスに感染しました」という女の音声が流れだし、画面に電話番号が表示されました。

男性の妻が固定電話から電話したところ、片言の日本語を話す男から「このパソコンはトロイの木馬に感染している。このままだと携帯電話が乗っ取られ、預金通帳もゼロになる。ウイルス除去には費用が必要で、除菌ソフトの代金として10万円の電子マネーをコンビニで買って下さい」と指示されました。

夫婦は指示通り、コンビニエンスストアで電子マネーを購入し、利用番号をパソコンに入力して、手続き終了の電話をしましたが「エラーとなったので、再度手続きが必要です」と言われ、10万・10万・20万と3回にわたり、合わせて40万円の電子マネーの利用権をだまし取られました。

夫婦は2人で確認して間違っていないのに何度もエラーが出るのはおかしいと不審に思い、交番に電話をして、警察が調べたところ特殊詐欺被害にあったことが分かりました。

夫婦は架空請求詐欺の手口は知らなかったと話しているということで、警察では電子マネーで支払いを要求された場合は詐欺を疑い、相手に電子マネーの利用番号を教える前に家族や知人、警察に相談するよう注意を呼びかけています。