兵庫の公園で池の水抜く清掃、出てきたのは…札幌のナンバープレート「なぜこんなものが」

 兵庫県宝塚市・仁川地区の住民らのよりどころになっている弁天池で26日、水を抜いて池底のごみを集める清掃活動があった。地域団体「仁川まちづくり協議会」の主催で約20年前から毎年この時期に実施しており、住民ら約120人が参加した。(高部真一)

 阪急仁川駅の北西に位置する弁天池は武庫川水系の小仁川をせき止めており、南北の長さ約300メートル、周囲は約1キロに及ぶ。池の周りには公園が整備され、カモやサギなどの水鳥が集い、地域の人々の憩いの場になっている。

 普段は深いところで水深約1メートル。約1か月前に水をせき止めている水門を開き、池底が姿を現した。この日、長靴をはいた参加者らが中に入り、ごみ袋を手に空き缶やペットボトル、木の枝を拾い、石垣のすきまに生えた雑草を取り除いた。家族で参加した児童(6)は「池に入れて楽しかった。きれいにしないといけないと思いました」と、缶などを集めていた。

 投げ捨てられたとみられる自転車や、姫路、札幌などの車のナンバープレートなども見つかり、住民らは「なぜこんなものが……」と首をかしげていた。


https://www.yomiuri.co.jp/national/20230227-OYT1T50084/
https://imgur.com/C1sN4E6.jpg