市立船橋高のバレー部顧問教諭が部員への暴行容疑で逮捕された事件に関し、松戸市議会副議長の鈴木大介氏(45)=自民党=が自身のツイッターに「私が保護者なら『引き続き厳しいご指導よろしくお願いいたします!』と一升瓶を持ってお礼にいく」などと投稿していたことが2日、分かった。これに批判のツイートが殺到、鈴木氏は投稿を削除しSNSで謝罪した。

 鈴木氏はツイッターで「詳細は分からないし、一概には言えない」と前置きした上で、体罰を支持するかのようなコメントを投稿。「社会はより冷酷かつ残酷な時代へ突入」するとして「教育現場では厳しい指導を望む」と結んだ。

 これに対し「体罰を容認する意見に聞こえる。髪の毛をつかむ、ボールを投げつけることが指導なのか?」「詳細が分からないなら発言を控えるべき」「公人が言ったら終わり」などの批判が殺到。鈴木氏は同日朝までに投稿を削除し「配慮が足りなかったことをお詫びします」とSNSで謝罪した。

 鈴木氏は同日取材に応じ「具体的行為を知らないまま軽率に投稿してしまった。被害に遭われた方やご家族に誠に申し訳ない」と改めて陳謝。杉山由祥議長からは「軽率な発言」として厳重注意を受けたという。

 市議会は同日、各会派の幹事長会議を開き、共産党の宇津野史行幹事長は「犯罪行為を肯定するような発言」として副議長辞任を求めた。

 同市内では昨年6月、県立松戸高のバレー部顧問が女子部員にボールを投げつけけがを負わせたとして傷害容疑で逮捕された。

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