ジャズ界を代表する米国のサックス奏者で作曲家のウェイン・ショーターさんが2日、ロサンゼルスの病院で亡くなったと、米メディアが報じた
。89歳だった。広報担当者が死去を確認したという。

 1933年、ニュージャージー州生まれ。アート・ブレイキーが率いたジャズ・メッセンジャーズなどで演奏した後、64年にマイルス・デイビスのグループに加入。
中心的メンバーの1人として活動し、「ESP」「ネフェルティティ」などの代表曲を作曲した。
ソロ活動も並行して行い、「ジュジュ」などのアルバムを発表した。

 70年にはジョー・ザビヌルらと、エレクトリックジャズ・グループ「ウェザー・リポート」を結成。
アフリカやラテンのリズムをジャズに取り込み、フュージョンの人気を広めた。ロックにも影響を与え、ジョニ・ミッチェルやスティーリー・ダンらと共演した。

 80年代にウェザー・リポートが解散した後も、ソロとして精力的に活動。
2000年にはウェイン・ショーター・カルテットを結成し、近年までツアーをしていた。
日本のファンも多く、来日公演を度々行っていた。

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