https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20230303/6080018918.html

県内4酒蔵がチームで造った酒が完成 県開発の酒米など使用

青森県内の4つの酒蔵でつくるプロジェクトチームが、県が開発した酒米と酵母を使って酒造りを行い、3日完成した酒が披露されました。

プロジェクトに参加しているのは青森市で「田酒」、十和田市で「鳩正宗」、弘前市で「豊盃」、八戸市で「陸奥八仙」をつくる4つの酒蔵です。

日本酒業界を盛り上げようと、去年3月に始めた取り組みで、今回は、県が開発した酒米や酵母など県産の原料だけでそれぞれの酒蔵で酒造りを行い、3日完成した酒が披露されました。

通常の純米酒は酒米を60%ほどに削りますが、今回の酒造りでは、精米技術を高め70%ほどにとどめても雑味をなくせるようにした結果、コメの使用量を減らし価格を抑えることができたということです。

参加している酒蔵の1つ、「西田酒造店」の西田司社長は「日本酒の消費量が減る中、お店だけでなく家でもお酒を楽しんでもらいたいと思って作りました。晩酌のときなどに気軽に飲んで欲しいです」と話していました。

このシリーズの日本酒は「純米HANAFUBUKI70」と名付けられ、それぞれ1本税込み1485円で今月6日から販売されます。